いつも矢島酒店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
先日、山形県より「山形正宗」5代目蔵元である代表・水戸部朝信(みとべ とものぶ)氏にお越しいただき勉強会が行われました!
水戸部酒造さまは当店の中でも非常に長いお付き合いのある蔵元さまということでスタッフ全員熱い気持ちで臨みました!
今回の勉強会のために定番酒から季節品、まだ未発売のお酒などフルラインナップでご用意していただきました…!!
水戸部酒造の特徴として「全良純米酒」「硬水仕込み(硬度120)」「米からの酒造り」「槽しぼりと横山しぼり」が挙げられます。
近年、米の栽培から酒造りを行う蔵元も多く見られますが水戸部酒造では2004年に山田錦の無農薬栽培に挑戦していたそう。
2008年には本格的に栽培面積を拡大。2018年、農業法人「水戸部稲造」が設立となりました。
この自社田では、出羽燦々や雪女神が栽培されています。(自社田で造られたお酒はこちら)
また、米作りでの農薬使用に対する水戸部さんの思いも非常に熱く、これはぜひみなさまに個別でお話しできればなぁ、なんて思いました。
終始穏やかな語り口の水戸部さんですが、言葉の奥深くに静かな信念を感じ、スタッフ一同引き込まれてしまいます。
さて、ここからはお酒のご紹介。
水戸部酒造の傑作品「稲造」をみなさんは飲んだことがありますか?
「稲造」という名前は水戸部さんの中学生時代のあだ名が由来。「新渡戸稲造」と「水戸部」の響きが似てるということからついたあだ名だそう!
実は数年前にちょっとした改良が加えられ、さらに美味しくなっているんです!!
旨甘味を感じる整ったエキスからグレープフルーツを思わせるビターな余韻。ほんのりラムネのニュアンスも感じられます。
搾りの製法は「横山式」を採用することで瑞々しさが保たれ、モダンな仕上がりとなっております。
その他にも定番「雄町」と「きもと雄町」を飲み比べしましたが、こちらもはっきりと違いを感じます。
同じ雄町を原料としながらも「きもと雄町」ではきもと由来の酸が液体の輪郭を縁取っており、非常に綺麗で洗練された印象を受けました。
「秋あがり」もこれまでと比べフレッシュに感じられ、ガス感がありながらも旨みを感じます。(搾りは横山式!)
「辛口純米」は言うまでもなく完成された辛口酒!蔵でも一番飲まれるのがこの一本だそう。
まだまだ話足りないので場所を移して…
\山形正宗で乾杯!/
奥に見える定番雄町。焼肉にもいけちゃうんです。
矢島も思わずこの笑顔!
この後も火入れの話やラベルの色合いの話、水戸部さんのこれまでのご経歴や年齢を重ねることでのマインドの変化や矢島のプロポーズの話まで(?)
話せば話すほど水戸部さんの温かい人柄と懐の広さが感じられ、それが酒質に表れているんだなと思わずにいられませんでした。
名残惜しいですが会はここでお開きに。
馬込沢駅で別れを惜しむ二人。
ここに書いたのはスタッフ一名の主観ですが一人一人が色々な感情や感想を持ったと思います。
前回の勉強会同様ここに書ききれない学びがたくさんありましたので店頭にお越しの際はぜひ各スタッフの生の声を聞いてみてください!
水戸部さん、この度は本当にありがとうございました!
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