矢島酒店スタッフの大竹です!
前回記事、若干タイトル詐欺じゃない?というお声がちらほら・・・笑
期待していた方、大変お待たせいたしましたm(_ _)m
今回は蔵見学がメインの記事(ちょっとおまけアリ)になりますので、天領盃酒造の魅力をたっぷりお届けできればいいなと思っています(*^_^*)
それでは、ごゆっくりお楽しみください☆
さて、宿泊先から天領盃酒造までは距離がありますので、バスにて移動します。
両津港からもバスが出ていますので、観光の際は活用しましょう。ちなみに両津港からは片道およそ2.5キロ程度なので、徒歩も選択肢ですね( ̄▽ ̄)(マラソン部感覚)
大体1時間に1本くらいの間隔でバスが出ていますので、乗り遅れないようにしましょう=3
※天領盃酒造の最寄りは「境」 写真は両津港行き側のバス停
バス停降りたら道向かいに天領盃の文字が!
着いたぞ天領盃酒造!!
近くに気になる施設もチラっと見えましたが、、、まずは行っちゃいましょう!
社長の加登さんとご対面!お会いするのは初めてなのですが、若くてバリバリなオーラを感じます!\(◎o◎)/
挨拶のあと、早速施設見学へ!
メインの施設の前に屋外へ。
「蔵の北側にある山が金北山と言って佐渡で一番高い山です。ウチの水は金北山の伏流水を使っています。」と加登さん。
※蔵から見た金北山(写真奥)
さらに説明すると、この水の、地殻変動によって隆起した花崗岩の層を通ったものが、天領盃酒造の仕込み水になるとのこと。
この水は程よくミネラルを含むのですが(中軟水)、特徴的なのがその成分の割合。花崗岩の層を通ることで、マグネシウムが極端に低い水になるのだそう。
「マグネシウムを多く含む水は渋味や苦味を感じます。一方でカルシウムを多く含む水はうま味や甘味を感じます。ウチは後者の方です。」
雅楽代はグルコース(甘味)が一般的な日本酒より低いのですが、それでいて程よい甘味やうま味を感じられるのは、この水の特性ではないか?とのこと。
なるほど!聞いていてなんだか納得というか、凄く感動してしまいました。いやー、日本酒って奥が深い!!
水の性質から流れでスペックの話に。雅楽代、ラベルではスペックを表記していないんですよね。
「元々、毎年試行錯誤でスペックを変えていたので、あえて表記しなかったんです。今となっては今更書かなくてもいいかな、という感じです。」
ちなみに非公開にこだわっているわけではなく、実は公式ラインの方で色々と情報を公開していたり。過去の製造ログもありますので気になる方はぜひチェックしてみてください(*^-^*)
ちなみにここでトキを初目撃!(^^)!加登さん曰く「この辺はトキがよく通るんですよ」とのこと。
※写真撮れなかったので参考までに両津港売店のトキさんをご覧ください笑
顔だけが赤いイメージでしたが、全身もピンク混じりの白って感じでした。
さて、ここからはメインの施設内に。
写真は精米~瓶詰め・火入れを行うエリア。前の施設を毎年徐々に改修しながら使っているそうです。本格的な蔵見学は初めてですが、、正直、めちゃくちゃ奇麗です。
現在雅楽代ブランドは600石ほど製造しているとのこと。
ちなみに見学時点で既に甑(こしき)倒しを迎えていました。
状況の確認は見学中でも。この細かいチェックが仕上がりに結びつくんだろうなと感じました。
続いて仕込みタンクへ。
うおおおおお!!いい香りするううううう!!!!
目の前でぷくぷくと、、、見てるだけでテンション上がっちゃいますね(#^^#)
おおよそ一か月ほどかけて発酵させ、その後上槽(搾り)を行います。
このほか、造りの工程で特に印象的だったのが製麹の方法。通常の倍以上の麹菌を振ることにより、短時間で一気に製麹作業を終わらせる。こうすることで、ヒネにくい強い麹が作れるのだそう。
ちなみに雅楽代の麹米はほとんどのお酒で山田錦を使用しているそうです。加登さん曰く、「麹米を山田錦に変えたらクオリティがグンと上がった」とのこと。流石は酒米の王様ですね!(●^o^●)
一通り施設を見学した後、最後に質問をさせていただきました。加登さんが日本酒を造るうえで一番大事にしていることって何ですか?
「『清潔であること』ですね。どんなに良い麹が出来ても、管理が出来ていなかったり、清潔さがなければどこかで減点になってしまう。60点のお酒であれば、麹さえ上手くいけば造れてしまうのかもしれない。でももっと高い水準を安定して狙うのであれば、ここからは1点の積み重ねです。そういった部分で点は落とせません。」
確かに思い返してみれば、社員さんへのチェックは清掃・管理面が殆どでした。1点の積み重ね、見学中にも実践していたんですね。
見学を通じて、雅楽代の解像度が一気に上がった気がします!
モチロンさらにさらに!好きになりました!!(*^-^*)
最後に加登さんと写真をパシャリ!
貴重な経験をありがとうございました!
・・さて、興奮冷めやらぬままバスに乗り、両津港ターミナルに到着したワタシ。
お土産を探していると・・・あれ?
SADO SAKE PORT、お酒の試飲や販売をしているみたいです。天領盃酒造の直営店だそうですね。
天領盃酒造の定番はモチロン、佐渡限定品などもここで買えるそうです!(^^)!
せっかくなので試飲させていただきました!!
スタッフさんが丁寧にお酒の特徴を教えてくれますよ(*^-^*)
写真をブログに使いますと言ったら「えー!」と反応するも、なんだかんだノリノリなスタッフのお姉様方(笑)
niceなスマイルありがとうございました( ̄▽ ̄)b
島内レンタカー利用の方など是非!お帰り前にお立ち寄りください!
さて、佐渡探訪記、これにて終了です!ちょっとでも雅楽代の魅力をお伝えできたでしょうか?また、佐渡や天領盃酒造に訪れる際の参考になれば幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
※雅楽代(うたしろ)ご注文はこちらから!
~~ここからおまけ~~
・おまけその1
見学後、ちょっと気になっていた天領盃酒造の隣、「トキブルワリー」にお邪魔してみました。
タップルームは通常金土日しか営業していないそうですが、GW週など一部平日営業することもあるみたいです。
せっかくなので、ここで飲んじゃいましょう☆彡
※写真は飲み比べセット。好きなものを3種類選べる。
・・くうぅっ、格別ですぅぅぅ(・´з`・)♪平日昼間のビールって背徳感ありますよねぇ( ̄ー ̄)
現地で飲むには同伴orバス移動になりますが、、興味がある方はこちらもぜひ!テイクアウトも可能です!
・おまけその2
佐渡に行くということは新潟にも寄るということで、、、コッソリおまけの番外編です笑
全て分かった方には新潟B級グルメ博士の称号を勝手に進呈します(-ω-)/
・・・なんか食べすぎじゃない?は誉め言葉として受け取らせていただきます( ̄▽ ̄)
ここまで読んでいただきありがとうございました!果たして次回があるのか分かりませんが?笑 ゆるりとお待ちください!