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先日、秋田県にて「雪の茅舎・美酒の設計」を醸す齋彌酒造店・専務取締役 佐藤昭久氏にお越しいただき勉強会が行われました!
齋彌酒造店と言えば山廃仕込みや名杜氏・高橋藤一氏を筆頭とした酒造りで知られていますが、今回の勉強会ではその美味しさの秘密に迫ります。

今回の勉強会で使用された雪の茅舎。
ハイクラスから定番までフルラインナップ!

専務取締役 佐藤昭久さん。
20年以上前に異業種から齋彌酒造店に入社。
シニアサッカーの代表にも選ばれたバリバリのスポーツマンです。物腰柔らかでありながらオーラがすごい…
さて、「雪の茅舎」最大の特徴は
『三ない造り(さんないづくり)』。
1、櫂入れをしない
2、濾過をしない
3、割り水をしない
この3つの「ない」をベースに、「自然のままに」の精神のもと酒造りが行われます。
つまり、酒のほぼ全てラインナップが『無濾過原酒』ということ。
さらに、仕込み水には新山の伏流水を使用。水が中硬水ということで発酵が活発に行われます。
ここまでの過程を聞くとどっしりした飲みごたえのある味わいをイメージする方も多いかもしれませんが、「雪の茅舎」はどれも秋田の冷涼さを感じさせる味わいでその酒造りのレベルの高さに驚かされます。(名杜氏 高橋氏による櫂入れをしなくなったエピソードがめちゃめちゃ面白かったのでテクニカルな話を聞きたい方はスタッフまでお尋ねくださいm(_ _)m))
ここからは味わいのコメントを添えてそれぞれの特徴をご紹介させていただきます。
【ハイクラス|気品の逸品】

・雪の茅舎 聴雪 純米大吟醸 18ヶ月熟成。粘性のあるエキス。ふくらむ果実味から透明感のある余韻を迎えます。
・雪の茅舎 花朝月夕 純米大吟醸 出品酒同等に仕込まれた製造番号酒を熟成したのがこの花朝月夕。白桃の香り。大吟醸らしい華やかさ。味わいにメリハリがありキレのよい味わい。
【限定品】

・雪の茅舎 山廃 純米大吟醸(当店未入荷) 6年熟成。グレープフルーツの香り。熟成酒でありながら熟成香はほぼ感じません。透明感とコクが共存した見事な仕上がりで醸造したてはもっと硬かったそう。燗酒にすることで米感が膨らみます。『美味い』から『旨い』に変わる印象です。
・雪の茅舎 美酒の設計 純米吟醸 誇りを持ってご紹介させていただきます!千葉県で買えるのは当店のみ!メロンや洋梨の香りと程よい酸。ここまで飲んできた純米大吟醸に比べ、味乗りが良いですが透明感ある余韻で締めくくられます。
「日本百名居酒屋」の太田和彦さんも『日本一旨い酒』と絶賛した名品です。
【定番|雪の茅舎シリーズ】

・雪の茅舎 秘伝山廃 純米吟醸 スタッフから改めて感動の声が上がったのがこの秘伝山廃!特筆すべきは甘味とコク、酸の絶妙なバランス。まさに余韻の残る酒。燗酒にするなら42度がおすすめ。お米の炊いた香りが広がります。
・雪の茅舎 純米吟醸 雪の茅舎を代表する一本。香り良し、キレ良しのフルーティーな純米吟醸。
・雪の茅舎 山廃純米 1800mlで3000円を切る脅威の価格設定…純米酒らしい味乗りの良さにじんわりと米味がふくらみます。

・雪の茅舎 奥伝 山廃 生貯蔵酒 元々1800mlで造っていたそうですが売れすぎてあえて小さくしたという逸話を持つ奥伝山廃。
唯一加水ありのお酒ですがそのおかげかさらりと飲めすぎて怖かったです。(めちゃめちゃ美味しい!)
その後の質疑応答の時間も盛り上がり、場所を移して引き続き佐藤専務に食らいついていきます!

会の挨拶をする店長岡野(右端)。話す内容や言葉選びが矢島に似てきててさすが店長!
この食事の場でもお酒に関する質問からプライベートな内容まで丁寧に答えてくださった佐藤専務。
懐の広さにスタッフ一同感服するばかりでした…
そして、実は佐藤専務はこの次の日が誕生日だったそう。おめでとうございます!
また、貴重な前日に船橋の馬込沢まで勉強会に来てくださりありがとうございました。
ここに書いたのはスタッフ一名の主観ですが一人一人が色々な感情や感想を持ったと思います。
前回の勉強会同様ここに書ききれない学びがたくさんありましたので店頭にお越しの際はぜひ各スタッフの生の声を聞いてみてください!
佐藤専務、この度は本当にありがとうございました!
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