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みなさま注目の花の香酒造「産土 香子 四農醸」が1月31日に解禁となります!!!
◆【1月31日解禁】産土(うぶすな) 香子 かばしこ 四農醸 720ml
https://www.yajima-jizake.co.jp/products/detail.php?product_id=19882
「香子(かばしこ)」とは、原料となっている米の名前のこと。
享保年間(1716年-1736年)に九州一円に広がった古代米「肥後香子」。江戸時代、『天下第一の肥後米』と言われていた時期に肥後の国(熊本県)で栽培されていた熊本県在来種です。それから時が経ち、姿を見ることがなくなっていましたが、花の香酒造が3年の歳月をかけ、40粒の種籾から復活させました。
また、天保に誕生した「穂増(ほませ)」より古い時代に高級米として名を馳せた歴史があり、当時、お客様などには普通の米に5%程度の香子を混ぜ、香り付けして楽しまれていたと言われています。
さて、その「香子」を一足先に試飲させていただきましたがまさに『香りのお酒』!
『グラスから漂う香り・鼻から抜ける香り・口内に残る香り』と次々と溢れ出てくる様々な”香り”の姿に心を奪われます。
味わいとしましても、前年の香子よりもさらに洗練され、透明感を兼ね備えた美しい液体へと変貌を遂げていました。産土らしい生きたガス感はそのままに、梨やメロン、白桃のような濃厚な香りが広がります。口にふくむと豊かな果実を思わせる味わいは、透明感ある後口で締めくくられ、驚くべきことに再び口内で豆のような香りがふくらみます。単体ではもちろんですが、ペアリングへの期待が高まる逸品となっております。
現在、「産土」では「農醸類(のうじょうるい)」と呼ばれる最大12の農と醸が組み合わさった構成でお酒が醸されています。(ラベル裏には条件を満たした分だけ「農醸印判(のうじょういんばん)」が刻印されています。)
今回の「香子」は『四農醸』ということで「①菊池川流域産米・②無農薬・③無肥料・④きもと」の要素が刻印されています。
今後は、最大12の農醸類を満たすお酒が生まれる予定です。その中で最大の頂点を「馬耕」としており、いつか飲めるであろう12農醸が今から楽しみでなりません!
そこで、当店から「産土」を楽しむ皆様にお願いがございます。
「産土」では、『美味しさの探求』はもちろんですが、『自然や地球、文化を破壊してはならない』という考えが基本となっています。
「珍しいから」「手に入らないから」「高いから」ということは産土の本来の価値ではありません。
このお酒を手にすることで、飲み手の皆さんが自然や文化、農業を支える役目を果たしているということをぜひ頭の片隅に置いておいていただきたいのです。また、産土ではその未来のための取り組みが価格として反映されています。
今後、花の香酒造だけでなく、多くの蔵が「日本酒を飲む」ということは「農業を支える」「自然を豊かにする」未来のためのお酒であるということを伝える時代になるのではないかと思います。(既に油長酒造さんが「S 風の森」でそういった取り組みをされてますよね!)
ぜひそういった側面も含めて「産土」をお楽しみいただけますと幸いです。